健康日誌

2018.03.20

東洋医学と風

明日は春分の日。昼の長さと夜の長さが同じになる日、といわれますが実際には昼の方が少し長いそうです。

もうすっかり春ですね。さて、東洋医学では春といえば風。春は風が体に悪さをすると考えます。

(ちなみに夏は暑、秋は燥、冬は寒、夏の土用は湿となっています)

 

「かぜをひく」の「かぜ」は、英語では 「catch a cold」=寒さを受ける

現代の感覚ではこちらのほうが納得ですよね。

東洋医学では、季節に合わない風 = 風邪(ふうじゃ)を体に受けることでかかる病気を指します。

季節に合わない風とは、春なのに冬のような冷たい風が吹く、夏なのに秋のような乾燥した涼風が吹くなど。

その他、現代ではクーラーや扇風機なども当てはまります。

悪い風邪を体の中に引き込むため、「カゼをひく」という表現になったと思われます。

 

言葉の上ではそうですが、季節に沿った風でも風が吹いていなくても、自分のコンディションが悪いとカゼはひきます。暖かい日と寒い日の差が激しい昨今、体調にご注意くださいね。