鍼ってどんなときに行くの?
最も多いのが肩こり・腰痛・膝痛などの筋肉・関節の痛み。その他に、めまい・耳鳴り・高血圧・便秘・食欲不振・生理痛・生理不順・冷え症・逆子などの治療でも効果をあげています。小児鍼といい、子どもには刺さない鍼も行っています。かんのむし、夜泣き、ぜんそく、アレルギー、夜尿症などにゆっくりと効果をあげます。
痛くないの?
基本的には痛くありませんが、何十回に一回くらいはチクッとします。
鍼を刺しても血が出ないの?
鍼はとても細く、0.2ミリ程度の太さです。血管に当たらないと血は出ないので、ほとんど出ることはありません。
体質によって内出血を起こす場合もありますが、その場合も1週間程度で消えます。
清潔さはどうなの?
当院では、鍼・鍼を置くお皿とも使い捨てを使用しています。
皮膚の消毒、手の消毒ももちろんきっちり行っています。
事故が心配なんですが…
鍼灸の事故は多くは解剖学の知識がしっかりしていれば防げるものです。また「折鍼」といい、体内で鍼が折れてしまうことも稀にあると聞きますが、深く刺しすぎる、同じ鍼を金属疲労を起こすまで何度も刺すなど、無茶な刺し方をしなければ通常は起こりません。
ズバリ、治るの?
症状による、としか言えません。ただし、どんな症状の方も何らかの変化はあります。
一回でよくなる方もおられますし、現状より悪くならないように、と続けている方もおられます。
クセになるってホント?
スッキリとするので、また症状が戻ってきたときにまたしてほしくなる、ということだと思います。
東洋医学ってあやしくない?
確かに。「気」や「経絡」と言われても慣れないと怪しいばかりだと思います。鍼が効くメカニズムも、西洋医学ではとても説明しきれません。ですが、長い間効果を出し続けていることは事実です。当院ではできる限りわかりやすく、鍼が効くメカニズムをお伝えしたいと思っています。
検査の機械も何もないのに、どうやって体の状態を把握するの?
まずは自覚症状をできるだけ詳しく教えていただき、それから体の動きや表面の様子を丹念に調べます。皮膚の色つやの変化、血管が浮いている、乾燥している、一部だけ汗をかいている、毛穴の状態はどうか、おなかのつっぱり具合、爪の色、舌の色、ちょっとした指の曲がり具合、目の動き、白目の充血しているところ…あらゆるところに体の症状を現すサインが隠れています。だから、一人ひとりの状態をきっちりと把握することができるのです。これは、血液検査やレントゲンだけとは異なる個々の症状です。必要だと思われる場合には、医科の受診をおすすめすることもあります。
どのくらいのペースで通うの?
症状にもよります。ひどい場合は週に2~3回の治療を勧めることもありますが、月に1回程度でよい場合もあります。
高くつくんじゃない?
基本的に実費の治療ですので、健康保険を使った治療に比べれば高いと感じる方もおられると思います。
当院では、一人の患者さんに約1時間の時間をおとりしています。じっくりとお話をうかがい、じっくりと治療しています。
保険は効かないの?
疾患によっては保険適応も可能です。ただし、医師の同意が必要です。同意書の用紙などは当院で用意しています。頸椎症・腰痛症・頚腕症候群・リウマチ・五十肩・神経痛が適応です。当院は、整骨院も併設していますので、急性の骨折・捻挫・脱臼・打撲などの場合には健康保険が適応になります。ご相談ください。
治療時間はどのくらい?
当院では、初めての方は1時間半くらい、2回目以降の方は1時間程度の時間をかけています。
副作用はないの?
ごく稀に、当日や次の日に体がだるくなることがあります。
「はりあたり」ともよばれますが、だるさがとれると反対にとてもスッキリすることが多いようです。