健康日誌

2017.09.26

おうちでできる小児鍼

小児鍼ってご存知ですか。

夜泣きや疳の虫、お乳を吐く、夜なかなか寝ないなど、こどもによく起こるいろんな症状に効果があります。

当院のちいさな患者さんたちは、夜泣き、おねしょがダントツに多く、おちつかない、かみつくなどのお悩みで来られる方、それから風邪がなかなか治らないという方も来られます。

鍼灸院に行く時間がない、こどもが怖がるかも・・という方は、おうちでも簡単にできる方法があります!

用意するものは、ティースプーンとドライヤー。

基本的に、スプーンの背でこすります。利き手でスプーンを持ち、反対の手でこすった後になでる、を繰り返します。

スプーン・なでる・スプーン・なでる・・・。

こどもの皮膚がしっとりしてきたら大成功。なにも反応がなくても、効果はあります。

■手順■

まず、上向きにこどもを寝かせて

 1 おへそのまわりをぐるぐると時計回りになでる。

 2 鎖骨の下をなでる。

次に、うつぶせにして、

 3 背骨の横を上から下へ向かってなでる。

 4 できれば、腕とあしも上から下へむかってなでる。

手でなでるときに、冷えているところを見つけておきます。

最後に、おへその周り・ふくらはぎをドライヤーで温めて完了。

ドライヤーは、空いた方の手で子どもの温めたいところをさすり、その上から温風をあてます。そうすると、熱くなりすぎず、マッサージ効果も期待できます。

コツは手早くすること。子どもが嫌がったらやめること。

嫌がった場合は、手でさするだけでもOKです。服の上からでもOK!

年齢は、5~6ヶ月から小学生くらいまで。気持がよいので慣れると自分で 「やって」とおなかを出すようになります。

子どもはほんとは、触れられるのが大好き!

大人でも、触れられるとホッとしたり疲れが取れたりしませんか。

簡単 小児鍼、ぜひやってみてください!