おうちでできる小児鍼
小児鍼ってご存知ですか。
夜泣きや疳の虫、お乳を吐く、夜なかなか寝ないなど、こどもによく起こるいろんな症状に効果があります。
当院のちいさな患者さんたちは、夜泣き、おねしょがダントツに多く、おちつかない、かみつくなどのお悩みで来られる方、それから風邪がなかなか治らないという方も来られます。
鍼灸院に行く時間がない、こどもが怖がるかも・・という方は、おうちでも簡単にできる方法があります!
用意するものは、ティースプーンとドライヤー。
基本的に、スプーンの背でこすります。利き手でスプーンを持ち、反対の手でこすった後になでる、を繰り返します。
スプーン・なでる・スプーン・なでる・・・。
こどもの皮膚がしっとりしてきたら大成功。なにも反応がなくても、効果はあります。
■手順■
まず、上向きにこどもを寝かせて
1 おへそのまわりをぐるぐると時計回りになでる。
2 鎖骨の下をなでる。
次に、うつぶせにして、
3 背骨の横を上から下へ向かってなでる。
4 できれば、腕とあしも上から下へむかってなでる。
手でなでるときに、冷えているところを見つけておきます。
最後に、おへその周り・ふくらはぎをドライヤーで温めて完了。
ドライヤーは、空いた方の手で子どもの温めたいところをさすり、その上から温風をあてます。そうすると、熱くなりすぎず、マッサージ効果も期待できます。
コツは手早くすること。子どもが嫌がったらやめること。
嫌がった場合は、手でさするだけでもOKです。服の上からでもOK!
年齢は、5~6ヶ月から小学生くらいまで。気持がよいので慣れると自分で 「やって」とおなかを出すようになります。
子どもはほんとは、触れられるのが大好き!
大人でも、触れられるとホッとしたり疲れが取れたりしませんか。
簡単 小児鍼、ぜひやってみてください!