次に痛くなりそうなところも大事
去年の冬の話です。
風邪をひきました。風邪自体は休みの日に一日中寝る、という基本的な方法で治したのですがそれ以降、腰痛がありました。
ぜんぜん普通に動けるし、荷物も持てるし自転車にも乗れるし、でもなんか痛い。
背骨の真ん中が折れそうな感じがするけど、でも動ける。
そういう地味な腰痛でした。
風邪をひいて体力がなくなったための腰痛だと思われます。
そのうち治るだろうと思っていましたが、一週間たっても改善しないので、院長に鍼をしてもらいました。
患者さんなら全身の状態をよく観察して・・・となるのですが、大体の体質はわかっているし、原因もわかっているので痛いところに鍼。その上からやさしく温める「棒灸」。10分~15分ほどで終了です。
すると!背骨の真ん中の折れそうな痛みがなくなりました!やったー!快適!!
しかし、今度は腰の下の方のなんとも言えない痛み。はたまた地味です。動けるし寝れるし。
翌日、もう一度治療してもらいました。今度は下向きでお灸。
押さえると気持ちの良いポイントと、ここの痛みが取れたら今度はここに来そうだなと思うところに。
お灸中、ちょっと熱いなーと思いながらじっとしていると、左の腰から股関節のあたりが「メキ!!」と鳴りました。
横に誰かがいれば聞こえるのではないかと思うくらいの音でした。
(普段ならお灸の時はたいがい横についているのですが、身内の為放置されていました)
お灸でそこまでゆるんでいくってすごい!と驚いた次第です。
お灸が終わって、ゆっくりおきると快適です!
そういえばなんとなく痛いような感じだった股関節も軽くなっています。
すごい!お灸!
で、今回の事で再確認できたのは、
「最も痛いところが一番気になるけど、そこが取れたら今度はここが痛くなりそう」
というポイントも大事。
ということでした。
特に腰や背中やくびの痛みなどの広い範囲が関連するもの。意識して問診していたいと思います。
あっちもこっちも言ったら悪いかなー、なんて遠慮せず教えてくださいね。