健康日誌

2018.02.24

春の養生と花粉症への対処法

先週、旧暦の新春を迎えたころから少し暖かくなってきました。

ここで春の養生をおさらいしてみましょう。
・衣服 四月の初め(清明節。毎年4月5日ごろ)くらいまでは暖かくなっても厚着、またはこまめに衣服を着脱して体温調整をします。

・食事 春は(エネルギー)が上昇する季節。この流れに乗れないと体がだるくなったり気分が沈んだりするので「昇」の性質のある食べ物を摂ります。よもぎ、ねぎ、にらなどの香りの強い野菜、たけのこ、大豆もやし、タラの芽などの「芽」のものなどが当てはまります。春らしい食材ですね。

避けるべきなのは体を冷やすもの、また、「昇」の反対にあたる「収」の作用のある酸味渋みのです。

・生活 早寝早起きし、体をゆっくりと動かします。冬の縮こまった体を少しずつ解きほぐすようなイメージです。散歩やヨガなどがちょうどよく、激しい運動はもう少し暑くなるまで待ちます。

最後に、花粉症への対処法
・日ごろから防寒、厚着を心がける(冷えると鼻や肺が弱る)
・過労をさけ、睡眠をしっかりとる(免疫の低下をさける)
・風邪の時は無理をせず休む(呼吸器系を保護)
・消化に良いものを中心に摂る(胃腸に負担をかけないことで免疫力を保つ)

花粉症もいろんなタイプがありますが、鼻水が滝のように出て止まらない場合は(東洋医学的には)肺の冷えと考えられます。日頃の養生で軽減します。

鼻水が黄色く粘りがあるタイプは熱が体にこもっています。ストレス・睡眠不足・辛いものや味の濃いものを食べ過ぎているなどが考えられます。夜はなるべく早く寝て、イライラしないよう心がけ消化の良いものを食べるよう心がけてみてください。

鍼は頭周りのツボ、足のストレス解消のツボ、風邪に対応するツボ等を使います。冷えタイプの方にはお灸も有効です。