秋の養生②
体はあたたかく、腕は涼しく
秋は冬に備える季節。それから乾燥の季節です。
だんだんと涼しくなってきますが、急に厚着にせずできるだけ肌を鍛えます。
ベストなどを着て腕をできるだけ薄着にし、背中やおなかなどの身体は温かくしておきます。
腕には 「肺経」 という皮膚にかかわる経絡が通っているので、腕をだすと肌が鍛錬されるのです。
「鍛錬する」 といっても身体を冷やしてはいけません。
ふくらはぎから下と、腰・おなか・背中・首周りはしっかりと温めます。
冷えると風邪をひいたり、こじれて咽頭炎になったり、咳が止まらなくなったり、体質によってはリウマチが悪化したり、うつ病がでてきたりします。
体が冷えているかどうかは、自分の手で触って確かめましょう。
チェックポイントは、おへその周り、腰のあたり、のどのあたり、内もも、かかと。どこか一か所でも冷えていたら要注意!
体が冷えやすい体質の人は、この時期からカイロを使い始めましょう。
冷えやすい場所によって、はらまき・靴下・下ばき(ヒートテックなど、ぱっちとか股引とかいわれるもの)・レッグウォーマーなどを活用しましょう。